kobo glo:日本未公開の最新ファームウェア2.6.1を試す。
gloが更に進化する模様です。
久しく更新していない間にiOSアプリの正式版が公開され、そして海外では新機種kobo Aura HDが発表になりました。
その一方で既存機種についてはあまり動きがなかったのですが、どうもglo用の最新ファームウェア 2.6.1が準備されているようです。
まだ、国内のglo向けには公開されていないのですが、海外サイトで公開されていた直リンクからファームウェアをダウンロードし、手元のgloにインストールしてみました。
続きを読むkobo iOSアプリ プレビュー:日本語版まもなく登場か?
出ないと思ってるアナタに、一足お先にお見せしましょう。
さて、koboは電子書籍端末のkobo glo/touch/miniの他にAndroidアプリが用意されているのですが、同じく登場が予告されているのに未だ姿を現さないのがiPhone/iPadで使えるkobo iOSアプリです。
実は海外ではとうの昔に公開されており、koboライブラリのマルチデバイス化の一翼を担っているのですが、日本のApp Storeでは今は公開されておらず、US App Storeでダウンロードしても日本語書籍ライブラリが同期されないままだったのですね。
それが、約3週間前にUS App Storeにてバージョン5.9.1が公開され、時同じくしてiOS版アプリが日本語書籍ライブラリを同期するようになったのです。やった!
というわけで、日本のApp Storeで公開される前ではありますが、kobo iOSアプリの中身をお見せしたいと思います。
はい、これがkobo iOSアプリのアイコンです。
但し、日本のApp Storeで公開される際はAndroid版同様「楽天kobo」ロゴになる可能性が高いと思われます。これには賛否両論あると思いますが、個人的には楽天koboイーブックストアのWebをホームにアイコン化したときも「水色に白k」アイコンになってしまうため、アプリは楽天koboアイコンでいいかなぁ。
で、これがホーム画面。
パッと見、Android版アプリと似てるのですが、大きく異なる点としてiOS版アプリはApp Storeの規約上「koboイーブックストアにアクセスできない」ので、ストアにある有料書籍への導線・・・ジャンルとかおすすめとか・・・が全てカットされています。
代わりに「無料の本」というのがトップ右下にありますが、現在のところ海外の無料書籍しか表示されていません。日本正式版では青空文庫が並ぶんですかね?
ライブラリ一覧画面。
ホーム画面でもそうなのですが、Android版だと各書籍の下に「どこまで読み進めているか」インジケーターが表示されているのが、iOS版には見当たらないのが個人的に不満なところ。
昨年末から続く半額キャンペーンやお得なクーポンの活用で膨大に膨れ上がった多大なる「積ん読書籍」をあちこちつまみ食いしながら読み進めているようなワタシなどは、いざ読もうとした時に「どの書籍がどこまで進んでるか」をざっと俯瞰したいんですよね。
この辺、改善されるのを期待したいところ。
これは設定の中にある「保管管理」画面。
Android版アプリだと「ストレージ管理」という名称です。
今年に入りkoboは端末/アプリ問わず「ローカルライブラリの選択同期」が行えるように仕様変更がなされ、そのおかげで「全ての端末は初回必ず全てのライブラリをローカルに同期しなければならない」という呪縛から逃れられるようになったのですが、iOS版にもその機能はバッチリ搭載されているようです。
で、実際の書籍を表示したところ。
kobo glo/touch/miniといった専用端末には、日本語EPUB3書籍を表示する専用のエンジンを搭載していると読んだことがありますが、Android版/iOS版も同様に日本語専用のEPUBエンジンを積んでいるかどうかははっきりとしません(ワタシが知らないだけかもしれませんが)。
実際、このスクリーンショットではルビの表示も含めて綺麗に再現されていますが、他の書籍では挿絵が複数ページにまたがって表示されてしまったり一部不具合が見受けられるので、もしかすると現時点のiOS版には日本語専用のEPUBエンジンを積んでいない、もしくは未チューニングといった状況なのかもしれません。
そして、現在のバージョンではどうやらモリサワフォントをまだ搭載していない様子。iOSシステム標準のヒラギノフォントでの表示も十分綺麗なのですが、ここは一つ日本正式版では是非ともAndroid版同様モリサワゴシック/モリサワリュウミンを搭載してほしいですね!
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ということで、駆け足ではありますが、kobo iOS版アプリのプレビューをお送りしました。
実はこのアプリはiPad両対応なのですが、iPadで動作させるとなにやら通常書籍の表示がちょっと不安定な印象なのです。
でも、最近増えてきた↑こんな電子雑誌だと、モノクロE-Inkのkobo端末や5インチ以下のスマホで見るよりもRetinaなiPadで見た方が綺麗で読みやすいので、早く日本正式版を公開してほしいですね!
ワタシがgloユーザーに「Touch/glo兼用ケース」をオススメしない理由。
Touch/glo両対応のケースにはご注意を!
さて、「フラップタイプ・レザージャケット(合皮タイプ)RT-KGLC1/B」を買ってご満悦のワタシですが、これまではkobo Touchの時に買ったケースにgloを入れておりました。
とはいえgloはTouchより縦が短いし、全体的な形状が微妙に違っているため、どちらかというと「だましだまし使っている」感が強かったのです。
しかし、ショップサイトを見ていると、なんとそのTouch用ケースが「Touch/glo両対応ケース」として売られているではないですか。
いや、入らないことは無いのですが、個人的にglo対応と謳うのはちょっとどうかと思ったり。
ということで、Touch用ケースにgloを入れた時のレビューをお送りいたします。
はい、これはTouch用ケースにkobo Touch(白)を入れたところです。
当たり前のようにピッタリですね。
で、そのケースにglo(黒)を入れた写真がこちら。
ん?一見ピッタリっぽい?ように見えるかもしれません。
それでは細部を見て行きましょう。なお、前述の通り白本体がkobo Touch、黒本体がkobo gloです。
gloの方が縦は短くなっているのは冒頭お話しした通り。
Touchではピッタリの上部も・・・
gloではこんなに空いてしまいます。
まぁ、実はgloを入れると結構ぱつんぱつんになってしまうので(背面の端のRが、gloの方が膨らんでいるのが要因だと思いますが)奥まで押し込めばズレてくることはないのですが・・・
はい、上のベロがフロントライトスイッチを覆ってしまうので、押しにくいったらありゃしない。
ベロの上から押せなくはないのですが、位置がわかりにくいので不満が溜まります。
なお、本体を奥まで押し込んでも、かろうじてスクリーン下部がケースに隠れてしまうことはありません。Touchのホームボタン用に開口した部分で、koboロゴもよく見えますw
一方、micro SDスロットについては、
写真ではわかりにくいですが「半分隠れてしまいます」。
とはいえ、実はこのケース、Touchでも・・・
100%スロットを覆ってしまう仕様でした。ダメじゃんw
まぁ、ホコリが入らないように覆ってくれていると前向きに捉えられなくもないですが、どちらにせよ頻繁にmicro SDの抜き差しを行いたい人には向かないですね。
次に底の部分です。
Touch同様、micro USB端子部は広く開口しているのでアクセスできますが、残念ながらgloのリセットホールは隠れてしまっています。自分で穴を開けるとか加工が必要かもしれないですね。
ちなみに、リセットホールが背面にあったTouchではそもそも穴がありませんでした。
そんなにリセットを必要とする局面も少ないので困らないっちゃあ困りませんが、いざその時になったら面倒ではあります。
・・・とまぁ、ざっとご紹介してきたわけですが、個人的にワタシがやっぱり気に入らなかったのは、こちら。
「使ってて見栄えが悪い」んですよ。
寸法が違うケースに無理やり突っ込んでるので仕方がないのですが、Touchの背面の曲面に合わせたケースは平らなgloの背面に合わないような曲線を描き、ケースサイドのぱつんぱつんと合わさって膨らみ、まるで「使い古しのオッサン財布」のような佇まいを醸し出してしまうのです。
(※個人の感想です)
それでもまぁ、Touchからgloに乗り換えた(ワタシのような)人はまだケースを買って日も浅いでしょうし、「だましだまし」流用して使い続ける事も致し方ないところではありますが、新規gloユーザーがわざわざ「Touch/glo兼用ケース」を買うのは個人的にオススメしないことであるなぁ、と老婆心ながら申し上げる次第でございますよ。
但し、世にある全ての「Touch/glo兼用ケース」を試した上での記事ではありませんので、もしかすると中にはgloでピッタリの「両対応ケース」が存在するかもしれません。
・・・しれませんが、そもそもTouchとgloで細部に渡りカタチが違うのに、フィットするケースタイプで「両対応」にするのは中々難しいのではないかと思ったり。