kobo glo:touch所有者だからこそ欲しくなる完成度。
最初からコレを出してくれればよかったのに!感がハンパないです。
ということで、なんということでしょう、kobo gloを買ってしまいました!
個人的に今年に入って購入した電子書籍リーダー3冊目ということで、電子書籍リーダーに2万円以上かかっているという、何か本質的に間違っていやしないか?と自問自答したくなる状況下ではありますが、いやしかし。
現物が届いた今なら高らかに言える。「kobo gloを買ってよかった」と。
touchはシルバーだったんですが、gloはブラックを買いました。
touchは前面がコーティング無しだったんですが、gloは前面も背面同様シリコン風コーティングがされており手触りと質感がとてもよいです。
そして、ホームボタンが無くなって縦に詰まったデザインになったのですが、いざ手にとってみると安定感があってすごくいい寸法であると気づかされます。Webで見てた時は全くそんなことを思わず、わざわざ縦に短くする意味を見出せなかったのですが、所有してそのバランスの良さにグッときたのでした。
そして背面です。
これはブラックだからなのかもしれませんが、前面からの一体感がtouchより上がっています。フチがより細くなっていることもその一因かと思われます。
touchのキルティング風の造形からよりシンプルなデザインになり、男性が持っても気恥ずかしくない感じ。鮮やかなkoboロゴのプリントが眩しいです。
そして、背面パネルは端に行くほど薄くなっているのですが、gloの方がよりふくらみを帯びたデザインになっています。かと言って分厚くなっているかというとそんなことは無くて、どちらも同じ10mmです。
端の方まで膨らんだせいか、手に持ったときシックリくるのはgloの方だと感じました。
そういえば、本体記載のロゴは「●Rakuten」無しのものになっています。これは好印象(笑)
まぁ、ワールドワイド共通ハードなのかもしれませんね。
本体上部の電源スイッチのところ。
touchの電源スイッチはシルバー塗装が剥げてきてしまいました・・・これもブラックだからかもしれませんが、gloの電源スイッチ自体は無塗装っぽいので剥げの心配はなさそう。
そして、gloの大きな特徴であるフロントライトのスイッチが追加されています。
***
もう一つ大きな特徴としては、E-Inkディスプレイの解像度が上がっているということ。
touchの600x800に対し、gloは758x1024となっているのですが、どれぐらい綺麗になっているのか?
大きく影響が出そうなリュウミンで比較してみました。
まずはtouchから。
そして、こちらがglo。
違いがわかりますか?
touchは全体的にやはりジャギってる感じ。「き」とか読点とかの細い線がボケて滲んでしまっているように見えます。一方でgloは解像感が一段高く、文字の細い線の部分もボケずに描写されています。
touchでは正直言ってリュウミンは使う気がせず一々ゴシックに変更していたのですが、gloではデフォルトのままで見ていられるのが地味に嬉しいです。
あと、全体的にコントラストが高くなったのか、くっきり感が高まっていて見栄えがいいですね。
なお、動作速度については、touchとgloを横に並べて比較したものの、最新ファームウェアではどちらもそれ程差がつきませんでした。とはいえ、使っているとtouchの頃より小気味いい気分になってくるので、知覚できないレベルで快適になっているのかもしれません。
や、プラシボではないですよきっと。
というわけで、質感が向上し、表示品質も上がっている。おまけに暗いところでも読める、という読書体験の向上がポイントのglo。
touchでもいいんですけど(事実、お下がりのtouchを使い始めた家内は普通に読書し満足しています)、gloの方がより完成度高くて読書が楽しくなることうけあいなので、kobo touchに飛びついて今もなお活用しているアーリーアダプターにこそオススメしたい一品です。
***
そうそう、gloにはグローバル共通の箱にちゃんとした日本語マニュアルがくっついてくるのですが、
箱の方のgloには「Twenty Thousand Leagues Under The Sea(海底二万里)」が、そして日本語マニュアルの表紙では「走れメロス」がフィーチャーされてました。
いや、深い意味はないですが。