青空文庫に公開された吉川英治「私本太平記」をkobo用EPUBに変換する。
今年も読むものは多くなりそうですよ。
あけましておめでとうございます。
読書習慣が無かったワタシが、koboを購入したことで昨年は20冊を購入するという私的電子書籍元年となりました。
半分ぐらいはまだ積ん読状態ではありますが・・・
いや、40%引きクーポンの使えるうちに買いたかったもので。
さて、そんな今年より著作権保護期間が切れる著名作家の著書が早速青空文庫で公開され始めたそうです。
あいにくワタシは柳田国男も吉川英治も読んだことがないという体たらくぶりですが、折角ですので電子書籍として読んでいきたい!
ということで、まずは吉川英治「私本太平記 あしかが帖」をkoboに読みやすくしてみました。
ところで、吉川英治の私本太平記とはどういうものなのか、Wikipediaではこんな感じ。
『私本太平記』(しほんたいへいき)は、吉川英治晩年の歴史小説。1958年(昭和33年)1月から『毎日新聞』に連載された。『新・平家物語』に続く大作の長編小説である。初版単行本は毎日新聞社から刊行された。
明治体制では天皇に背いた大悪人とされた足利尊氏(高氏)、南朝の大忠臣として美化されていた楠木正成など、イデオロギー的に語られ、戦後は一種のタブーであった日本の南北朝時代を、尊氏を主役に新たな解釈を加えて描く。楠木正成も温厚な苦悩の人として描かれ、戦前の忠臣のイメージを大きく変えている。また、ヒロインに藤夜叉を登場させ、乱世に生きた女性の悲劇を背負わせている。
そして公開された青空文庫のページはこちら。
ここでダウンロードできるテキストファイル(ルビあり)をkobo用EPUBファイルに変換するために「AozoraEpub3」というアプリを使います。
このAozoraEpub3、JavaアプリなのでMacでも使えるのが嬉しいところ。ありがとうございます!
そして、AozoraEpub3はkobo用のプリセットも用意されています。
しかも解像度の違うgloとTouch/miniで別のプリセットが用意されているという気配りのよさです!
ここではglo用のプリセット選択します。
基本的にこのプリセットのままでOKなのですが、一点だけ設定したいところがあります。
それが「表紙」の設定。
デフォルトが「先頭の挿絵」になってしまっているので、意図しない表紙になってしまう可能性が高い!
というか私本太平記の場合、家系図がなってしまいます。これはマズい!
ということで、「入力ファイル名と同じ画像」を選択。
すなわち、自身で表紙画像を用意する道を選択したわけです。とりあえずそれっぽい画像をぱぱっと作成し、青空文庫からダウンロードしたテキストファイルと同じ名前にして同じ階層に置きます。
無事、表紙画像が認識されました。後の設定はそのままでいけます。
「変換...」をクリックすればあっさりkoboに最適化されたkepub.epubファイルが生成されますので、koboに転送してください。
表紙画像は758x1024で作ったのでバッチリですね。
タイトルもkoboイーブックストアで売っているようなレイアウトになっていて素敵です!
本文も綺麗な縦書きです!ルビも綺麗に再現されていて読みやすそう!
折角こうやって評価の高い名著をテキストデータ化して頂いているワケですし、感謝しつつ最大限活用していきたいですね!