kobo gloはkobo Touchと何が違うのか?
いよいよ11/5にkobo電子書籍リーダーの新商品、kobo gloが発売開始になります。
しかし、kobo Touchが日本で発売されてからまだ4ヶ月、一体何が変わったのか?
その疑問について、koboサイトのヘルプに記載がありました。
A.kobo Touchとkobo gloの大きな違いは以下の通りです。
- 解像度
kobo Touchは600x800、kobo gloは758x1024です。- 処理速度
kobo gloのほうが速くなっています。
(kobo Touchには800MHz、kobo gloには1GHzのCPUが搭載されています。)- フロントライト
kobo gloにのみ、フロントライトが内蔵されています。
kobo Touchにはライトはありません。- ホームボタン
kobo Touchのホームボタンはデバイスの下部中央にありますが、
kobo gloではスクリーン上部メニューの左のアイコンがホームアイコンです。
発表時から気になっていましたが、kobo gloのE-ink、高解像度なんですけど横が「758」なんですね。いわゆるXGAと異なり10ピクセル減ってるのは何故なんだろう?
あと、ホームボタンが無くなってどうやってホームに戻るのか疑問でしたが、上部メニュー左端にソフトウェアでホームボタンを用意しているのですね。
なお、ライト機能の有無以外のソフトウェア機能はほぼ同様で、今後のソフトウェア機能追加も、両方に適用される予定です。
おお、引き続きTouchは見捨てられずにアップデートされるんですね。まずはよかった。
このあと比較表が続いているのですが、gloの方が縦に8mm短く5g軽くなってるという点ぐらいが見所でしょうか。
ということで、kobo Touchでもまだまだイケそうではありますが、もしこれから購入されるのであれば少々安いのに惹かれてTouchを買うぐらいなら、高解像度でフロントライト付きのkobo gloをオススメします。
ワタシも欲しいです。
koboイーブックストアの新規追加書籍数をチェックする。
個人的には、電子書籍ストアをその蔵書数で比較するのはイヤなのですけれども。
photo credit: See-ming Lee 李思明 SML via photopin cc
こちらでも書きましたが、新刊についてはどんどん増強してもらいたいと常々思っており、目当ての書籍が追加になったかどうかは日頃より気になっている今日この頃。
しかし、koboイーブックストアの「新着・追加タイトル」ページは代表的なものしか掲載しておらず、なかなか全貌を明らかにはしてくれません。
一方で、有志により1時間毎のkoboイーブックストアの蔵書増加数を教えてくれるサービスと、何という本が追加されたかを掲載しているサイトがありますので、これらを有効に活用しましょう。
■ 何冊増えたのか?
まずはこちら。
koboイーブックストアの日本語コンテンツ数を1時間毎にチェックし、前回からの増加数をTwitterで呟いてくれる「kobo日本語コンテンツカウンタ」です。
2012年11月10日14時現在のkoboの日本語コンテンツ数は、68730件です。1時間前の調査から201件増加しました。
— kobo日本語コンテンツカウンタさん (@kobo_counter_jp) 11月 10, 2012
こちらのアカウントをフォローしておくと、koboイーブックストアへの書籍追加タイミングがたちどころにわかりますよ。1000冊規模で一挙に追加される事もあれば、数百冊が「減少」することもあり、いろんな憶測も楽しめます(笑)
■ 何が増えたのか?
次に、その増えた書籍の中身、一体何が増えたのか?を克明に記すコチラのページ。
こちらでは前日までの1日単位での「追加書籍リスト」を見る事ができます。
書籍表紙サムネイルがある訳ではないのでタイトルである程度判断する必要がありますが、特に大量に登録された日なんかは「ギター譜でありませんように。Wikipediaでありませんように。パブーでありませんように。」と思いながらチェックする事ができます。
拝啓、三木谷様。中途半端はやめて下さい。
拝啓、三木谷様。
photo credit: DaveAustria.com via photopin cc
予約開始と同時に申し込み、発売日にkobo Touchを入手した者です。
貴社の電子書籍事業には以前より大変期待しており、Rabooの頃から愛用させて頂いております。様々な電子書籍端末が発表される中、これからもkoboを応援したいと思い、先週このようなサイトを立ち上げた次第です。
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三木谷様にお伝えしたいことがあります。
はっきり申し上げて、貴社の電子書籍事業への取り組みは大変中途半端だと感ぜざるを得ません。
巷で騒がれている、ギター譜や一枚絵での蔵書数水増しについては、私自身はあまり気にしておりません。他のストアとの蔵書数競争もどちらかというとどうでもいいと感じております。
koboイーブックストアは他社に先駆けて対応形式をEPUB3に統一した為、これまでの電子書籍がそのまま登録できないことは仕方ありませんし、過去の書籍のEPUB化は緊デジと組むことでじっくり増やしてゆけばよいと思います。
***
ですが、新刊の発売が他のサイトから大幅に遅れている今の現状は全く許容できません。
他の主要電子書籍ストアでは一斉に販売開始をしているのに、koboイーブックストアは数ヶ月遅れることも多い。何故この現状を三木谷様が看過しているのか。発売日に商品が並ばない小売店鋪に競争力など有ると思いますか?
ここは最重要事項として妥協せずこだわらなければならない点ではないのですか?
また、Rabooでの購入履歴引き継ぎが出来なかった点は、楽天の「電子書籍事業への本気度」が疑われるに十分な出来事でした。
実際のところRabooでの総販売額は如何ほどのものだったのか。総ユーザー数は何名ほどだったのか。全てのRabooユーザーにkoboを配り、購入書籍をkoboイーブックストアで提供したとして、どれほどの費用がかかったと言うのでしょうか。その救済策を打った事により得られたプロモーション効果は?
そして、それを惜しんだ為に、貴社がどれほどの信頼を失ったと思いますか?
***
打倒アマゾン。
そんなTシャツを着ながら、本当に打倒するつもりで全力を出されていますか?
中途半端ではないですか?
早く、本気になって頂ける事を期待しています。
Webアプリのインスタントリーダー(開発中)をiPadで試す。
iOSアプリの登場も予告されていますが、実はkoboにはWebアプリベースのインスタントリーダーが用意されています。
以前は日本からアクセスできなかったような気がするのですが、試したところ楽天IDでのログインができるようになっていたのでご紹介します。
まず、iPhone/iPadのSafariで下記のURLにアクセスします。
ここは早速ENTERしてみます。
お、無事インスタントリーダーが開きました!
例によって「ホームにアイコンを置くのだー」ポップアップが出てるので、それに従ってみます。
はい、アプリ然としたアイコンがホームに出来ました。
koboイーブックストアをホームにおいた時は水色アイコンでしたが、インスタントリーダーはマゼンタカラーですね。
ちなみに壁紙が紛らわしいですが、iPadですので念の為。
アイコンをタップすると、Safariのひとタブとしてでは無くて、フルスクリーンで起動します。素敵。
では、今こそSIGN INしてみます。
おお、楽天IDでログイン出来るようになってる!
余談ですが、日本でしか使っている人がいない(と思われる)楽天IDへの片っ端からの対応は、カナダのkoboの人からすると大変な話ですよね・・・頑張って欲しいですが!
ログイン完了です。
ちょっと期待してたんですが、楽天IDに紐付いたマイライブラリは現状読み込まれないようです。残念すぎる・・・が、きっと今準備中なんでしょうね。
ところで金額表記がかなりおかしなことになってます。本一冊1500ドルってどんな高いの!? なーんて、既に日本円設定が読み込まれている様子。怖くて購入手続きできませんがw
ワタシのライブラリが読み込まれないので、仕方なく内容が分かりそうな洋書を検索してみます。ちなみに日本語書籍はパブーのもののみが登録されてるみたいです。
この辺が親しみもてて分かり易そうw
さっそくプレビューを試してみます。koboイーブックストアではプレビューを選んでも「ライブラリに登録しました」となるだけですが、これは「インスタントリーダー」なので・・・
この通り、読めるわけですね。素敵。
ちなみにパブーの日本語書籍ではうまくプレビュー機能が働かず動作がおかしくなってしまいました。ローカライズはやく!
本文もこの通り。しかも、ここでiPadを横向きにすると・・・
おお!2ページ表示も出来る!しかもスムーズに自動で切り替わります。
ちなみにページめくりエフェクトはありませんが、サクサクと読み進めることができます。事前にローカルストレージに読み込むみたいですね。
フォント設定もこのように設定可能。挙動的にも完全にアプリです。
興味があったんですが、日本語フォントは選べませんでした。ローカライズが進むとシステムフォントが選べるようになるんですかね。
ということで、想像以上にサクサク動いてビックリです。
早く日本語書籍の対応を完了してほしいですねぇ。
なぜ、koboなのか。
時はタブレット戦国時代。
photo credit: libraryman via photopin cc
既にハードとソフト、そしてサービスが複雑に絡み合った距離感で、世界屈指のプレーヤー達が殴り合っているかのような激しいバトルを繰り広げております(2012年11月現在)。
そして、いちばんアツいのが電子書籍の分野。
停滞した日本の出版業界、書店業界を「いつ殴り込みをかけてくるのか」「もうそこまで来てるんじゃないか」と戦々恐々とさせ続けていたAmazon Kindleが遂に上陸したのですから無理からぬことです。
しかし、待ってください。
Kindleが発売開始したからといって、Kindleストアの品揃えが格段に充実したといって、これまで読書習慣が無かった人が突然大量に本を読み始めるのでしょうか?
紙の書籍と比べて少し安いだけの電子書籍をガンガン買い始めるのでしょうか?
***
ワタシが何故kobo好きなのか。
それは、実はかなり下世話な理由からによるものです。
単刀直入に言えば、「本が安く入手できるから」。 ええ、これなんです。
どういうことかと言いますと、こういうことです。
- 楽天スーパーポイントが使える
→楽天で普段買い物している人、楽天カードとか持っている人は意外と中途半端にポイントが余っているもの。そのポイントの消費先として「送料のかからない電子書籍」は最適。- クーポンコードが使える
→詳しくはこちら「イーブックストアで電子書籍を○割引で買う方法。」
オンラインストアで電子書籍をダウンロード購入できることと、そしてその電子書籍を安く買えることが組み合わさると、これは結構インパクトがあります。
つまり、ちょっと興味が湧いたらとりあえず買ってみる・読んでみる、という事が頻繁に起きるわけです。
ということで、読書頻度が上がったワタシなのでした。
イーブックストアで電子書籍を○割引で買う方法。
お得に使ってこそのkoboでしょ!
photo credit: najeebkhan2009 via photopin cc
楽天koboイーブックストアで電子書籍を買う時は、クーポンコードを最大限しましょう。
購入時の画面で、このクーポンコード欄に特定のコードを入力すると、キャンペーンが適用されるのです。
で、そのクーポンコードは楽天koboのメールマガジン等で告知されたりするのですが、その一方で、実は海外のサイトでも調べることができたりします。
と言うのも、koboはそもそもカナダの会社で、ワールドワイドで電子書籍ビジネスを推進しており、そのアチコチでいろんなキャンペーンを実施しています。そして、koboイーブックストア自体は世界共通のストアシステムなので、海外のクーポンコードも実は使える場合があるんです。
(地域限定で行っているキャンペーンもあるので、全てのコードが日本国内で使えるわけではありません)
さて例えば、海外には色んなクーポンコードをみんなでシェアするサイトがあったりします。
例えばこちらのRetailMeNot。
各クーポンの説明は英語で書かれているので、英語が読めないと「使えそうな」コードに当たりを付けるのが難しいですが、使えるコードなら下記のように日本のkoboイーブックストアでも適用されます。
※上記サイトに掲載されているクーポンコードの中には、使えないものもあるので注意
※クーポンコードの利用は自己責任でお願いします。クーポンコードにまつわる一切の事にワタシは全く保証も推奨も補償も何もかも致しませんのでご了承下さい。
他にも、海外の掲示板で最新のクーポンコードを見つけた人が書き込んでいたりもします。
こういうクーポンコードを活用することで、うまく行けば2割引、3割引で電子書籍が買えるというのは、koboの大きなアドバンテージだと思いますよ。
初出:2012/08/13
PCを使わずにEPUBメルマガをkoboに転送して読む。
根本的な解決を本当は求めたいところですけれども。
photo credit: TAKA@P.P.R.S via photopin cc
最近、有料メルマガが意外とアツいのをご存じでしょうか?
各界の著名人、有名ブロガー、人気ライターが出している、まさしく「有料のメルマガ」です。
- BLOGOS メルマガ ~ ブログでは読めない特別な話、あります。
- The Book Project 夜間飛行 ~ ePubでもメールでもメルマガが読める 著者と読者を直接つなげるプロジェクト 茂木健一郎氏、名越康文氏、甲野善紀氏、鏡リュウジ氏、津田大介氏など
- [MAGon]ここでしか読めない! 人気著者のEPUBマガジン
こういった有料メルマガの中にはEPUB形式でその内容を提供しているものも少なくありません。しかし、メールで届いたEPUBをkoboに転送するのにわざわざPC/Macに接続しなければならないのは、折角Wi-Fi搭載したkobo Touchとしては不便です。
そこで、下記の手順を踏むことで、若干面倒ではありますがPCレスでkoboにEPUBメルマガを転送することが出来ます。
まず、まぁ、なんと言いますか、iPhoneは必要です。
PCレスですけど、iPhoneはバリバリ使いますのでご了承下さい。
で、iPhoneのMailに届いたEPUBマガジン、ここではMAGonの「西田宗千佳のRandom Analysis」を開いてみます。
メール本文の文末にこのようにEPUBファイルが添付されています。
これをタップすると、何で開くかの選択ダイアログが出てきます。
ここでは、Dropboxを選択します。
すると、Dropboxアプリに遷移しまして・・・
Dropbox
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
このように、ファイルアップロード用の画面になります。
ここでファイル名がいじれてしまいますので、kobo EPUB形式にする為に拡張子を「.epub」から「.kepub.epub」に変更しておきます。
そして指定のDropbox上のフォルダに入れておく訳ですね。
次にkobo側からのアプローチです。
koboの[設定]ー[その他]からウェブブラウザを起動し、dropbox.comに接続します。
ログイン後、初期表示がスマートフォン用画面なので、右下の「Dropbox バージョン」と書いてあるところをタップして、PC用の画面に切り替えます。
PC用表示に切り替えたら、ダウンロードしたいファイルを選択し、上のメニューの「ダウンロード」をタップします。
するとこのようにダウンロードをする旨の表示がされて、OKを押せば晴れてkobo内蔵メモリにダウンロードされるわけです→完了!
この技を使うことで、出先でもkoboに転送して読むことが出来そうです。ちょっと面倒ではありますが・・・いっその事kobo側にDropboxクライアントソフトを積んでくれればいいんですけどね。
初出:2012/07/31